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宮原 要
土木学会誌, 100(3), p.16 - 17, 2015/03
福島の環境回復に向けて、被災地におけるこれまでの取組みとして、これまで経験したことのない規模の除染に関わるモデル事業を通じて、土木分野等で培われた技術や手法を適用することにより得られた、現在の本格除染にも適宜活かされている知見について概説するとともに、実態に即した今後の研究技術開発動向として、中間貯蔵施設に係る除去土壌等の取扱いについて触れ、土木分野の力の活用を促した。
松井 裕哉
土木学会誌, 97(2), p.36 - 37, 2012/02
原子力機構は北海道幌延町に堆積軟岩を対象とした幌延深地層研究所を、岐阜県瑞浪市に結晶質岩を対象とした瑞浪超深地層研究所(Mizunami Underground Research Laboratory、以降MIUと称す)を建設しつつ、土木・資源工学で培われた既存の工学技術の有効性確認をおもに行ってきた。本報告は、MIUにおける工学技術の適用事例を紹介している。
杉原 弘造
土木学会誌, 95(8), p.12 - 13, 2010/08
土木学会の機関誌「土木学会誌」では、巻頭のグラビアページ「Photo Report」において「土木にかかわるプロジェクト」などをおもに写真によって紹介するコーナーを設けており、今回、瑞浪超深地層研究所を紹介する。
三上 哲司; 杉原 弘造
土木学会誌, 83, p.6 - 9, 1998/00
動燃は(発表時はサイクル機構)高レベル放射性廃棄物処分の基盤研究として地層科学研究を進めている。「深地層の研究施設」としての超深地層研究所計画のうち特に地下施設の設計研究成果について中心に記述している。さらに、関係者各位にこの地下施設において行われる研究内容やその他の分野の研究も積極的に行っていただける様に広かれた研究施設としての位置付を述べて、この計画への参画をお願いしている。
佐藤 邦明*; 松鶴 秀夫; 伊藤 洋*
土木学会誌, 74(3), p.41 - 44, 1989/03
本稿では、低レベル及び高レベル放射性廃棄物の地層処分に係る安全評価において、主要な部分を占める地下水の浸透流解析問題を取り上げ、今までの地下水研究の解析面及び実験面に関して、放射性核種の地層中での移行挙動把握の側面から、種々の研究上の論点を展開し、研究課題の摘出を試みた。
長山 泰介
土木学会誌, 47(10), p.38 - 39, 1962/00
原子力の開発は今世紀後半における人類の最大課題の一つとなっている。土木学会でも昭和32年に原子力土木技術委員会を発足させて活動をつづけていたが、ここ2年間は目立った活動をしなかった。土木技術は原子力の分野では脇役であるといっても果たすべき役割は多いので、本年に入って改組をし、委員全活動を活発に行なうこととなった。この機会に原子力と土木技術の関連について私見をのべて見たい。